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2005年度・鑑賞映画ベスト

選定基準:ジャンル無視、国籍無視、鑑賞環境無視、如何に多大なるインパクトを食らったかが唯一の裁定基準(爆)

1.「ウィッカーマン」(1973・英)DVDにて購入して初鑑賞という、筆者的には「太陽を盗んだ男」以来の英断で望んだカルトムービー、猥歌なアイリッシュっぽいミュージカル、クリストファー・リーの天然ロケバックでも揺るがない気品、そして鑑賞者自らのアイデンティティーを串刺しにされるようなショックは、鑑賞後1年近く経つ今も衰えない。

2.「反撥」(1964・英)2005年は英国に冠を剥奪される現象が出たw、ロマン・ポランスキー@「戦場のピアニスト」は、イギリス時代の頃・既に現代のサイコブームを根底から震撼させるような世界を、きわめてシンプルに演出していた。趣向は違うがコレ観てなかったら「顔のない眼」が上位に入った可能性大。狂気の人・主観の映画はそうそう作れるものではないが、達成されたゆえにその感慨はでかすぎる。

3.「ひろしま」(1953・日本)日教組製作と聞いて引いては損する。「ザ・デイ・アフター」「アトミック・カフェ」はいうに及ばず、「原爆の子」「黒い雨」さえも突き放し、ただコレ一本が反核だけではなく映画的スペクタクル・芸術点数10.00さえも達成していたという点が、筆者的に大収穫である!数のあるジャンルを漁っていれば、いつかものすごい奴に当たるという現象は、この分野でも証明された。おそらく核映画の全世界レヴェル最高傑作。

4.「ショック集団」(1963年・米)危険すぎる・・・精神病院内での黒人患者・KKKなりきりアジテーション(爆)こういうのを早くから出せる点、いかに映画に寛大かつ広範囲な鑑賞眼持ってる観客がアメリカにさえいるのかという点で、驚異的な作品。サミュエル・フラー監督BOXでしかDVD鑑賞の機会はないのか。「イレイザー・ヘッド」原点らしき箇所多々ありでびびった。

5.「スター・ウォーズ、エピソードV:シスの復讐」(2005・米)ジョージ・ルーカスがデジタル時代に果たした公約の総決算。筆者は幼少時に「帝国の逆襲」で洋画劇場洗礼受けたので、作品的にも特撮に求める技術追求の点においても、問題なし。ヨーダ絶賛、グリーバス将軍最強、シスになったアナキン以上にゲヘヘモードの皇帝万歳(爆)え・5位になった理由?クリストファー・リーの扱いがむごいからだ!(爆)

6.「M☆A☆S☆H」(1970・米)ロバート・アルトマン監督のよく知られた名作。ドナルド・サザーランドの遊び人根性、シニカルに笑える銃後の従軍病院という視点に、ただただ頭が下がる。

7.「ランド・オブ・ザ・デッド」(2005・米)ゾンビというものに皮肉視点で人間ドラマを相対化させた唯一の人・ロメロのブランク失地を、たった1本の復活で埋め、ゾンビ巨匠の健在ぶりをもゾンビ映画イヤーのこの年に示した画期的リベンジw加筆ワンポイント:タンクトップのアーシア・アルジェントは、過去映画に類を見なかった若返り現象だ!(爆)

8.「キング・コング」(2005版・米)オリジナルに最大最強・経費最高破格の敬意を払った、昨年度クロージング鑑賞作品。3時間尺を、すべて監督の映画愛・のど自慢趣味演歌で歌いきったエネルギーはどこから来るものなのか。広範囲な客に一人でも多く・スクリーンで観てもらいたい「金のかかった娯楽映画は気持ちがいい!」の鑑w

9.「要塞警察」(1976・米)いや、これ今度リメイクされたけど、冒頭のあの悲惨さはさすがに固まったぞ。「スズメバチ」の原点がカーペンター映画にあったというのも画期的だが、娯楽Bマインドの監督が如何に若い頃はとんがってたかを示す貴重品。

10.「プロスペローの本」(1991年・英)今年は英国映画が10位以内に残った。「テンペスト」を知らねばというネックはあれど、90年代CG台頭以前の特撮(英国はこの方面が実は優秀)が最大限に、ゲージツ映画で効験あらたかだったという好例は、後世に残されるべき記憶。グリーナウェイ映画ではいまのとこ筆者内ベスト1。

以下はこの年の赤文字ベストを参照wえ?「アレクサンダー大王」?「インファナル・アフェア」?、まあいいじゃないか(爆)

邦画ベストランキング

本年で3回目になります。やはり字幕いらない鑑賞は貴重。

1.「ひろしま」(1958)同上・山田五十鈴や宇野重吉がエキストラと分け隔てなく「駆逐」されてゆく運びは強烈。

2.「ゆきゆきて神軍」(1987)鑑賞した年に奥崎謙三さんが亡くなられた(爆)真の個性とは、こういう人のことを言うのだろう。監督:原一男、真の固執とはこの人のことを言うのだろう(爆)

3.「非情都市」(1960)「あの事件」を、東宝映画もやっていたwしかも記者の目線から二律背反する社会道議と報道の観点をイタイモノクロで攻めたシャープな本作は、もっと啓蒙されても良いのではないか?

4.「日本春歌考」(1967)大島渚は、日本のサミュエル・フラーだ、日本のトッド・ブラウニングだ。思想的な面での、この人の「危険さ」がすごく出てる一本。

5.「花嫁吸血魔」(1960)何を隠そう、2004年末から本格化した新東宝駆逐シリーズの中で、もっとも強烈なインパクトを食らったのはこいつだ!(爆)

6.「盲獣vs一寸法師」(2004)デジカメ撮影というハンディを軽く吹き飛ばす、京都巡業があまりにも遅かった巨匠・石井輝夫監督のラストナンバー。「妖怪大戦争」@三池版が訃報期に公開されなかったら、筆者はマジで発狂してたかもしれないくらい、この監督との出会いの遅さを悔しがらされた。分かる人にはわかるでしょう。

7.「憂国」(1966)三島由紀夫先生が作った、幻の自己言及傑作。筆者の生まれた年に亡くなられたというポイントで、長年追走の作品だった。しかも観た年に正式にソフト化が発表されたというのも、なにやら「ゆきゆきて神軍」の出自とダブって妙な感慨。

8.「宇宙からのメッセージ」(1978)「惑星大戦争」リアルタイム鑑賞から遅れること30年近く、深作監督版「スター・ウォーズ」は、邦画の駄菓子屋テイストを力感溢れる東映キャスト全開の様相でたたき出した!デューク真田の若き日のはじけっぷりは、かのマーク・ハミルよりも一日の長ありきを筆者に感じさせるぞ!あ、成田三樹夫の銀塗り将軍も最強(爆)

9.「明治大帝と乃木将軍」(1959)新東宝・大蔵貢のメインストリーム!嵐寛寿郎のなりきり、脅威の群集モブ、コレを観ずして新東宝は語れまい。

10.「徳川いれずみ師・責め地獄」(1969)石井輝夫監督の「表」の最強傑作。モラルを超える個人ドグマがここにある(爆)この映画で筆者は小池朝雄のファンになったw

次点.「月は地球を廻ってる」(1959)これ、上位の映画と同年代なのか(爆)邪気のない庶民喜劇、それは筆者内では唄って踊って映画の同系列「ケメ子の唄」を遥かかなたに突き飛ばす溌剌さを持つ。岡田真澄、こういう怪しくない役が本来の持ち味だったのか・・・・「吸血髑髏船」と緊急比較しろ!(爆)

あれれ・・・成瀬映画「流れる」とか「偽れる盛装」が漏れちまった(爆)結構鮮烈度大きい映画が多かったんだなw。

趣味のベストランキング

ドグマ開陳のコーナーが昨年も多数w

1.「アイランド」(2005・米)意外でしょう(爆)いやこの映画はね、ある部分は「コーマ」、ある部分が「ザ・クレイジーズ」、そしてブラッカイマー的炸裂テイストを、マイケル・ベイ@「アルマゲドン」が、ピンで達成してしまったという点がすばらしいと思う(爆)

2.「マラソンマン」(1976・米)ナチ・トラウマ映画の最高峰(爆)、ローレンス・オリヴィエのナチ残党歯科医、ダスティン・ホフマンの絶叫トラウマ、タイトルで敬遠してたら恐ろしい傑作を逃してた事実に震撼(爆)

3.「ブラジルから来た少年」(1978・英)SFマインドが隠し味の、ナチ・トラウマ映画のもうひとつの極北。ローレンス・オリヴィエは、こちらではユダヤの特務エージェント(爆)脂ぎったグレゴリー・ペックのアジテートを観よ。

4.「SAW 2」(2005年・米)1のやり逃げ・若気の青雲暴走を、ものの見事に趣味の拡大包含の続編へと昇華した功績は、おそらく過去に類例を見ないw

5.「シルバー・グローブ:銀の惑星」(1987・ポーランド)ぎゃああああ!ホドロフスキーなみに狂った人が、まさか筆者の大嫌いなズラウスキーの未完作品で存在したとは!(爆)

6.「エル・コロナド」(2004・米)趣味とコスト計算が程よくブレンドされた、隠れたCG特撮の傑作。筆者はタンクトップが表紙だったから目に留まったんだけどね(爆)

7.「トルク」(2004・米)監督自ら「スーパー馬鹿映画を目指した」(爆)と言い切っただけに、クライマックスの3百`視界CGチェイスは爆笑巨編。スカッとしたかったらコレを観ろ。

8.「アブラハム渓谷」(1993・ポルトガル)ごめんな、8位で(爆)3時間ゲージツの時間感じさせない至福を、久々に感じた真の映画ゲージツ。オリヴェイラ監督初邂逅作品!

9.「女囚701号 さそり」(1976・日本)やっと観られたよ、コンチクショー!だってDVDが京都に揃うの遅かったんだし!シネスコで観たかったし!梶芽衣子のクールっぽさよりも、新東宝時代一押しだった三原葉子の変貌振りが筆者的にショックだった(爆)

10.「クローサー」(2002・香港香港の2姉妹「キャッツ・アイ」(爆)や、ジュード・ロウの同名異曲映画も面白かったが、筆者的にはこっちの方が(爆)

次点.「フォーガットン」(2005・米)ぎゃははははははは!(爆)

無茶苦茶、荒れましたよ。このジャンルはw「バニシングin60」も、「キング・アーサー」も「サランドラ」「顔のない眼」も漏らしたくなかったけどねw

中丸忠雄・出演作05’鑑賞ランキング

重要です(爆)

1.奇巌城の冒険(1966)てか、三船さんとタメでほとんど準主役!仏舎利求める坊さん!これで回教徒も演って下さってたら、「佐々木小次郎」と併せて世界三大宗教制覇だったのに(爆)

2.大菩薩峠(1966・東宝版)喜八監督・・・ありがとう!よくぞ近藤先生を演らせてくださった!(激涙)

3.非情都市(1960)うがあ!激若時代・既に鉄砲玉!(爆)そうか、東映時代の幹部キャリアはここで萌芽が(爆)

4.撃たれる前に撃て!(1976)田宮二郎との2ショットでガクガク。あまりにも落涙の組み合わせである。

5.男対男(1960)池辺良がビンタ食らわした次点で、筆者内許すまじ度578%(爆)w

6.大坂城物語(1961)殺陣が観られた!実は剣道有段者のスペックが!w

7.がらくた(1964)実はややもすると偉そうなキャラが、この知られざる稲垣作品で遺憾なく発揮wDVDにしてたもれ。

8.女番長・野良猫ロック(1970)幹部・びっちりスーツモード、「葉隠れ」の朗読、言うことなし(爆)

9.或る剣豪の生涯(1959)日本版「シラノ」でおおいに楽しませてもらったのだが・・・・ほとんど心霊写真みたいに影だけの出演で、筆者的に出演箇所を判別できなかったのがすげーショックだった(爆)

あ!10本にも満たない初邂逅だったのか!<2005年  今年はもう少しがんばらねばwてか、新作邦画にもっと出す努力を<業界各位の皆様w

というわけで、年を越してのあわわな集計でしたw

 

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